手術室というより霊安室といった感じの部屋のテーブルに、その生物(の死体)は横たわっている。
フード付きで、頭全体までも覆った、オール・イン・ワンの白い衣装(手術着というより完全防護服)を身にまとった2人の人物が、その生物を詳しく調べていた。
最初はどうしていいのか分からないといった風であった。
その部屋のガラスの窓の向こうから、3人目の人物が観察している。窓の外の人物は、白い手術着のような服を身に付けている。
外科医(軍医)の一人は、その生物を間近に眺め、どこの部分から切断するかジェスチャーで示した。
生物は、両手、両足に6本の指を持っていた。
頭は、特に後頭部が人間よりも大きく、目も少なくともゴルフボール大の大きさはあるようである。小さな鼻と口もついていた。
意外なほど、筋肉質でガッシリした足で、腹はとても大きく、まるで妊婦のように見える。耳は、人間と同じ耳殻状になっているが人間のものより小振りで、上の部分は凹凸がなく、ツルリとしていて人間のものより単純な物だった。耳の位置は、口の高さあたりにあった。
外科医は、首/顎の下から性器に向かって切断し、下腹部を横断しT字型に切った。
(以下、内蔵の一部が切り取られ、トレイに乗せられていく)
メスを入れる感じは自然な感じで、本物のように見えた。
皮膚にメスが入ると、血のような体液が流れる。
続いて外科医は、頭の中央部と上部に継続的に切り込みを入れ、後側から目の所まで頭皮を露出する形で皮膚を剥ぎ取った。
脳の作業に着手する前に、外科医は、目にはめられたコンタクト・レンズのような膜を外した。その黒いコンタクト・レンズのような膜は、瞳を覆うように被さっており、非常に、柔らかい物質で出来た物のようであった。
その膜が外されると、その下には人間と同じような白目が剥き出しになった。
その生物も瞳はあったが、死んだ人間のように白目を剥いていた。
右足は、かなり口の開いた傷口があり、太ももの下から中央のふくらはぎの辺りにかけて主要な骨がむきだしになっている。外科医は、足を動かし、足の関節を見ていた。
また、脳は、ツルリとしていて、人間のようなシワもなく、色も人間のような白っぽい色ではなかった。
シーンが変わって、(UFOの)残骸の一部らしきものを検証している。手形のような
(6本指の)模様の入った、金属片らしき物体が2つ。
見た目には、かなり重量がありそうに見えるが、映像では軽々持っている。
やはり金属製の、H綱のような物体。このH綱には、文字らしき模様が彫ってある。
10数点の物体を検証してるが、検証している人物は特定できない。
総尺21分のフィルムである。